自民党の笹川尭総務会長は24日夜、都内で開かれた党参院議員のパーティーであいさつし、平成13年に起きた米原潜と実習船えひめ丸の衝突事故への対応で退陣に追い込まれた森内閣で閣僚を務めた自らの経歴に触れ、「ゴルフをやっていて閣僚を首になったわけではないが、あれでやむなく沈没した」と発言した。
死者9人を出した惨事だけに不適切な表現との批判も出そうだ。笹川氏は共同通信の取材に「米潜水艦のせいとはいえ人命が失われたのだから当時の閣僚は責任を取った。人命は重く、閣僚の責任も重いということを言った」と説明した。
えひめ丸事故当時、森喜朗首相はゴルフ中で、事故の報告を受けた後もゴルフを続けたとして批判され4月下旬に退陣した。笹川氏は総合科学技術会議担当相だった。
【産経新聞 2009-02-25】