古本屋の覚え書き

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「宗教は子どもじみた迷信」=アインシュタイン、手紙で指摘


 ここでいう「宗教」とはアブラハムの宗教を指しているのだろう。

「宗教は子どもじみた迷信にすぎない」。物理学者アインシュタインが知人にあてた私信で、自身の宗教観をこう表現していたことが明らかになった。この手紙は今週、ロンドンで競売に出される。落札額は8000ポンド(約160万円)と見積もられている。
 ドイツ語で書かれた手紙は1954年1月3日付。宗教に関する著書を哲学者エリック・グートキンド氏から贈呈されたアインシュタインは同氏への返信で、「わたしにとって『神』という言葉は人間の弱さの産物という以上の何物も意味しない。聖書は原始的な言い伝えで、非常に子どもっぽい」と述べた。アインシュタインユダヤ系だが、ユダヤ教選民思想も否定する見解を示している。


時事通信 2008-05-14】