学研ムック、ジェイムズ・M・パウエル


 2冊読了。


 18冊目『性愛術の本 房中術と秘密のヨーガ』(学研ブックス・エストリカ、2006年)/密教を調べているうちに、とうとう性愛術にまで辿り着いてしまった。我ながら何という求道心か(笑)。ま、ムックなんで浅く広くといった内容。ただし、写真や図の類いが豊富。いずれも不思議な迫力に満ちている。後期密教比叡山の稚児(ちご/女性の代役を務める少年男娼)に関する件(くだり)は胸が悪くなった。まだまだ修行が足りません。


 19冊目『エロスと精気(エネルギー) 性愛術指南』ジェイムズ・M・パウエル/浅野敏夫訳(法政大学出版局、1994年)/これはいい本だった。ただのエロ本だと思ったら大間違いだ。道教を紹介しながら、男女の陰陽の気を交換するための手法が書かれている。どうやら性愛術(房中術)の基本は、性的刺激よりも合一感を味わうところに目的があるようだ。ま、真偽のほどはわからんが、名文でぐいぐい読ませる。一読の価値あり。初版の表紙にはエゴン・シーレの「抱擁」がモノクロで配されていて、これもグッド。