2冊読了。
15冊目『エレガントな宇宙 超ひも理論がすべてを解明する』ブライアン・グリーン(草思社、2001年)/林一、林大訳。これは、佐藤勝彦監修『「量子論」を楽しむ本 ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!』よりもわかりやすかった。超ひも理論の権威とは思えぬほど語り口が優しい。更に比喩が実に巧み。514ページで2310円という値段も良心的だ。私が読んできた超ひも理論の中では一押し。
16冊目『折伏 創価学会の思想と行動』鶴見俊輔、森秀人、柳田邦夫、しまねきよし(産報ノンフィクション、1963年)/知識人という知識人がマルクス主義に走っていた時代背景を考慮すると、マルクス主義の懐の深さが窺える。創価学会とは距離を置きつつも、真摯かつ率直な批評に好感が持てる。哲学的、社会心理学的アプローチが興味深い。