2冊挫折。
『自殺のコスト』雨宮処凛/文章はいいのだが内容についてゆけない。タイトル通り自殺に関する損得勘定がずらりと並べられている。雨宮処凛は突き放したスタンスに徹している。例えば、市販されている薬の致死量、及び金額なんてものまで紹介している。やり過ぎ。寄藤文平によるカバーイラストも醜悪極まりなく、おぞましい限り。これまた、逆効果だと思われる。120ページでやめる。
『ブッダと龍樹の論理学 縁起と中道』石飛道子/論理学の「真理表」なるものを駆使して、龍樹の『中論』を読み解いている。アプローチとしては多分斬新なのだろうが、全くついてゆけず。90ページまでが限界。