2008-12-06 友岡雅弥 読書日記 1冊読了。 『ブッダは歩むブッダは語る ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う』友岡雅弥/驚愕の一書。友岡雅弥恐るべし。生き生きと実在したであろう釈尊の姿が立ち現われてくる。私は釈尊を「恐れなき人」「人の心をつかむ天才」と思っていたのだが、見事なまでにその姿が綴られている。各章の冒頭には宝石のような言葉が散りばめられ、哲学・人権問題などを広くカバーしている。ブッダとは「目覚めた人」の意であるが、文字通り蒙を啓(ひら)かれる思いがする。今年読んだ仏教書では断トツ。