丸山健二の新作『日と月と刀』(上下)


 戦火のなか生まれおちた〈無名丸〉の生涯を、流浪の人生から絵師へと生きぬくさまをとおして描き、生と死、人生とはなにかを問う意欲作!
 著者初の歴史小説、しかも渾身の1300百枚書き下ろし長篇小説です。室町時代、野盗にさらわれた女が産み落とした男児の80年余りの生涯が絢爛たる絵巻物のように語られます。刀匠の夫婦に育てられ、自ら〈薬王寺 無名丸〉と名乗り、自作のふた振りの名刀とともに送る、無謀だが無敵の剣士としての流浪の生涯の果てに、絵師としてその鬼才を発揮するまで――そこに込められた愛と復讐の物語が、まるでホメロスの「オデッセイア」のように語られてゆきます。【文藝春秋サイトより】



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