古本屋の覚え書き

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朝青龍と亀田大毅が謝罪会見

ダブル謝罪に厳しい声も=朝青龍・亀田大会見


 サッカー騒動を起こした大相撲の横綱朝青龍と、ボクシングの世界タイトル戦で反則行為を繰り返した亀田大毅(協栄)が30日、別々に記者会見し、ファンらに謝罪した。
 両国国技館近くに住む女性(63)は「(2人とも)口だけで言えばいいという感じがした。朝青龍は表情がふてぶてしく、亀田は時間が短くて言葉もあっさりしていた」と厳しい評価。不祥事続きの相撲界には「みんな見なければいい。(朝青龍が)おれがいれば人が集まると思えば、またてんぐになる」と突き放した。
 一方、東京都中央区の主婦、武井裕美子さん(59)は朝青龍を評価。「亀田さんは相変わらず昔のまま。あまり反省しているところは感じなかった。朝青龍は割ときちんと話していて、これからしっかりやってくれそう」と期待していた。
時事通信 2007-11-30】


 この国では、「世間を騒がせる」ことが罪となる。一体全体、誰がどのような被害を受けたのか知りたいものだ。何とはなしに、ストレス社会が「見せしめ」を欲しているようにも感ずる。昔の公開処刑と差がない。


 20代の外国人と、10代の少年を袋叩きにする社会ってのは、どこかおかしくないかね?


 マスコミの本来の仕事は、「権力の監視」である。にもかかわらず、何か問題があると「謝罪会見をすべきだ!」と騒ぎ、謝罪会見をすれば、一言一句にまでケチをつけてみせる。謝罪をしても絶対に許さないのだ。これでは、村八分やいじめと変わりがない。


 大半の国民はスネ夫である。ジャイアン(国家)にいじめられて(増税、失政、リストラ)ストレスまみれになっている。そのはけ口として、のび太朝青龍、亀田兄弟、ホリエモン等々)を求めるのだろう。


 するってえと、この国に今一番必要なのは、ドラえもんってことになるな。