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「私らはアイヌの血をひく蛮族」/民主・山岡氏が“差別発言”

 民主党山岡賢次国対委員長衆院比例北関東ブロック)は31日、国会内で行った自民党大島理森国対委員長衆院青森3区)との会談の席上、「私らはアイヌの血をひく蛮族だ」と発言した。山岡氏はその後の記者会見で取り消したが、アイヌ民族を差別した発言として波紋を広げそうだ。
 会談の冒頭、同席した民主党安住淳国対委員長代理(衆院宮城5区)に対し、大島氏が「(色が)白いですね」と話し掛けたのを受けて、山岡氏が近くに座っていた大島氏を含めて「蛮族」と評した。
 山岡氏は会見で「冗談交じりの懇談の世界での発言。差別につながるような言葉は取り消す」とした上で「誤解を与えるとすれば非常に申し訳ない」と陳謝した。
 さらに発言の真意について「私と大島氏(の地元)は北の方。たくましさや一般人という意味で申し上げた」と釈明。アイヌ民族の認識について「日本の先住民族で、同じ日本人。特に意識したことはない」と述べた。
北海道新聞 2007-11-01】