福岡一家殺害「犯人扱い」報道、二審も文春に賠償命令

 福岡市で2003年に起きた一家4人殺害事件の被害者の親族夫妻が、「週刊文春」で真犯人のように報道され名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋(東京)と編集長に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(一宮なほみ裁判長)は6日、同社側に1100万円の支払いを命じた一審・東京地裁判決を支持、双方の控訴を棄却した。
 問題となったのは「福岡一家4人惨殺 捜査陣の標的はこの男女」などと題し、03年7―10月に計6回掲載された記事。夫妻の実名は記載されなかった。
 判決理由で一宮裁判長は「取材が十分なものとは言えず、記事の内容が真実と信じる相当の理由があると認めることができない」と述べ、一審同様に名誉棄損を認めた。


日本経済新聞 2007-08-06】