「殺人鬼」報道で名誉棄損 新潮社に賠償命令 大阪地裁

 大阪市都島区で01年に三井住友銀行支店の現金輸送車が襲われた事件で、強盗殺人未遂などの罪に問われている無職中村泰(ひろし)被告(77)=無期懲役判決を受け控訴=が、週刊新潮に「殺人鬼」などと報じられて名誉を傷つけられたとして、新潮社(東京)側に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった。石井寛明裁判長は「記事に真実と信じる相当な理由はない」と判断し、新潮社と早川清編集長に連帯して80万円を支払うよう命じた。
 判決によると、週刊新潮は03年10月23日号で「国松長官狙撃犯は東大中退の殺人鬼だった」「八王子スーパーで3人射殺と報じられた強盗犯の恐るべき正体」の見出しで4ページにわたる記事を掲載。中村被告が複数の事件に関与した疑いがあると報じた。


朝日新聞 2007-07-27】