古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

「絆」の形容

 突然、「絆」の形容の仕方に戸惑った。で、念の為、調べてみた。

き‐ずな〔‐づな〕【×絆・×紲】

 1.人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。「夫婦の―」
 2.馬などの動物をつないでおく綱。
大辞泉

 絆とは、断つことのできない人と人との結びつき。ほだし。「紲」とも書く。

絆の語源・由来

 絆は犬や馬などの動物を繋ぎとめておく綱のことをいい、平安中期の辞書『和名抄』にもその意味で使用例が見られる。
 絆は離れないよう繋ぎとめる綱の意味から、家族や友人など人と人を離れがたくしている結びつきを言うようになった。
 絆の語源は諸説あり、「頸綱(くびつな)」「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」の意味、「引綱(ひきつな)」の上略など、いずれも動物を繋ぎとめる綱という点で共通している。
語源由来辞典


 するってえと、「固い絆」「強い絆」はオッケーだが、「深い絆」ってのは、おかしくないか? 気になりだすと、止まらなくなってくるよ(笑)。「美しい絆」もピンと来なくなるね。


 どなたか、ご存じの方がいらっしゃいましたら、fuitsuアットマーク104.netまで、ご連絡下され。