古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

永田寿康の謝罪会見に思う

 ミスター懲罰動議(過去に4回)こと、民主党永田寿康の謝罪会見を見た。


 もうね、開いた口が塞がらないよ。下手な芝居以下だわな。そもそも、誰に対して、何のために詫びるのかすら、本人は理解してなかったようだ。


 本人は開口一番、「多くの皆様に対し――」と語ったが、まず、武部氏の二男に詫びを入れるのが筋だろう。次に、武部氏。そして、ホリエモン自民党に謝罪するのが当たり前。記者からの質問があって、初めて「武部氏」の名前が口に上った。


 挙げ句の果てには、「個人的な確信」などと誤魔化す始末だ。それは、「勝手な思い込み」と同じ意味であり、「自らの非力」は「単なるお粗末」ということだ。


 更に、あたかも自分が被害者であるかのような発言を盛り込むとは言語道断。これじゃあ、謝罪会見ではなくして、責任転嫁会見だろうよ。


 一部では、耐震偽造問題で株を上げた同僚議員を見て、功を焦ったとも伝えられている。


 それにしても、何の罪もない民間人への誹謗中傷が、国会議員の免責特権によって守られるのであれば、国会は“言論の府”ではなくして、“暴言の府”になりかねない。




 メディアから、わんさか注意をされて、やり直しをした模様(笑)。メディアが笛吹きゃ、民主党が踊る(笑)。


 2006-03-03