バブルの崩壊以降、銀行の不良債権処理ために、金利は雀の涙以下に抑えられている。かような状況では、預貯金するだけ損をすることになる。最近は銀行も羽振りがいいようだが、預金者に利益を還元するような姿勢は、これっぽっちも見受けられない。
「量的緩和」によるものだが、金利政策を見る限りでは、完全なデフレ状態といってよし。
普通預金の利子が現在、0.002%。100万円に対して年利2000円だ。定期預金だと0.003%。1000円アップだな。こんな金利で銀行に金を貸し付けているんだから、よっぽどのお人好しとしか言いようがない。20回ほどATMを利用すれば、損をする勘定だ。
その金を、2.8%(三井住友:住宅ローン)で貸してるんだから、実に汚い商売だ。
どうせ、預けるなら、投資信託にした方がいい。リスクもあるが、ネットで調べれば、それなりに理解できる。自信のない方には、さわかみファンドがお薦め。
資産運用に興味があれば、株式投資をすればいい。心配性な方は、トヨタ自動車か日産自動車でも買っておけばよし。購入は、どちらも100株単位から。ま、アメリカで叩かれるようなことがない限りは値を上げてゆくだろう。
いずれにしても、営業マンの言い分を鵜呑みにしてはいけない。彼等は、手数料を掠(かす)め取って儲けているのだから。他人に煽(あお)られて、その気になる人物が一番危ない。