昨日、今日と日経平均が続落。二日間で900円も下げた。これをテレビでは「ライブドア・ショック」と報じているが完全な誤り。正確には、「マネックス・ショック」だ。
マネックス証券が、ライブドア株式等の代用有価証券の掛目を引き下げた。これによって、ライブドアの株主で信用取引をしていた人々は追証を迫られることになった。そのため、現金を持ち合わせてない投資家は、手持ちの株を売却する羽目になったのだ。
ある会社に粉飾決算の嫌疑がかかったというだけで、ルールを変えてしまう証券会社に最大の問題がある。たとえ、ライブドアが粉飾決算や風説の流布をしていたとしても、マネックス証券の方が罪は重いと言わざるを得ない。