古本屋の覚え書き

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屋根の雪下ろし

 新潟や秋田を中心に、折からの大雪で亡くなった方が80人を超えたという。ご冥福を祈らずにいれらない。


 私は北海道で育ったが、屋根の雪下ろしをしたことがない。実家は平らな屋根で、雪が溶けるようになっていた。また、三角屋根の多くはトタンを使用し、勾配(こうばい)を急にしてあるので、雪が滑り落ちるようになっている。一気に落ちると危険なので、滑り止めがついている。


 新潟県津南町では、除雪費予算の1億3000万円を12月中に使い切った。山形市も3億5000万円を使い果たし、8億円の追加除雪費を補正予算として考えているそうだ。


 これだけのお金がかかるのであれば、どうして、融雪装置の設置に使わなかったのか? 政治家の不明を嘲笑うのは簡単だが、多くの方が亡くなった今、そんな気にもなれない。


 何か上手い方法はないのだろうか? 雪が滑りやすい塗料はありそうですな。降ったばかりの雪なら、「落ち葉掃除機」で吹き飛ばすことも可能か? いっそのこと、自治体がコンプレッサーを用意して、圧縮した空気で雪を飛ばしてはどうか。洗車機も使えそうですな。


 ソーラーシステムを使った融雪装置もあるようだが、もっと簡単な方法はないのかね? 虫眼鏡みたいな発熱装置とか、屋根に鏡を貼り付けるとか。思い切って、家をまるごとビニールハウスでくるんでしまうとか。


 いずれにせよ国には、さほど期待できないだろう。どこかの地方が先駆的な態度を示すしかない。あるいは、雪害をビジネスチャンスと捉えることのできる、開拓精神旺盛なベンチャー企業に期待したい。




 妙案を考えついた! 鋭角の三角形の家をつくればいいのだ(笑)。これで、完全解決。まあ、何はともあれ、雪を降らすことよりも、溶かす方が簡単なのは間違いない。屋根に水を流すのもよさそう。