キューバ・グッディング・Jrは、プロ野球選手の城島にそっくりだね。ということは、コリン・ファレルと似ていることにもなる。
アンソニー・ホプキンスの腹の出具合も気になったが、鬼気迫る演技は相変わらず。
この作品の見方としては、「謎解き」を無視することだ。そこに妙な期待をかけると、肩透かしを食らう。肝心なのは、二人のやり取り。
殺人を犯した人類学者は、ジャングルによって心の穴を埋めた。その気持ちは理解できなくもない。精神科医は社会にとどまることを選んだ。二人は、それぞれの場所へ帰ったが、二人の絆が深まったことが重要なのだ。
『モンテ=クリスト伯』のパクリと思われる『ショーシャンクの空に』よりも、こっちの方が私の好みに合っている。