上尾署の警部補自殺
7月9日付朝日新聞夕刊より。この警部補は、会社役員刺殺事件をめぐり、事前に捜査依頼を受けて調べておきながら、引き継ぎを忘れるなど操作を放置したとされる。遺書には「責任をとります」と。自宅で首を吊り、死亡していたのを家族が発見。
▼見上げたものだ▼私は自殺に賛同するものではないが、何かしら胸を打たれるものがある▼上尾署の上層部は手を叩いて喜んでいることだろう。これでチャラだと▼いいタイミングで死んでくれたと、通夜の席で笑みを隠し切れない幹部もいたのではないか▼警部補の自殺を知り、ベトナム戦争に反対の意を唱えた僧侶の焼身自殺を思い出した▼命を賭けた行動であるのは間違いないが、それだけでは世の中を動かすことはできない。実に残念なことだが。
酒場の恋は長続きしない
7月10日付朝日新聞夕刊より。米心理学者が25年にわたって調査をした結果だそうだ。いやはや、ご苦労なことである。対象となったのは562人の男女。調査によると231組の内、103組が2年後には別れており、15年後にも当初の相手と結婚生活を維持していると答えたのは50組にとどまった。
▼簡単につくった建物は直ぐ壊れる、ってことでしょうな▼独身男性の諸君、酒場での恋物語には重々、御注意を。▼まず、俺だな……。
モーツァルトで犯罪激減
7月11日付朝日新聞夕刊より。米フロリダ州の犯罪多発地域で、地元警察署がモーツァルトなどクラシック音楽を街頭に流し続けたところ、犯罪が激減したという。効果があるのは胎教や栽培野菜だけではなかった。昨年前半に119件あった事件通報が今年は83件に減った。警察署は24時間流しているため、騒音苦情を憂慮していたが、今現在1件もなし。 同じCDに飽きた住民からは「たまには違う曲を」とのリクエストまで出ているそうだ。
▼まあ、長い目で見てゆかねば、どれほどの因果関係があるかはわからぬが、私は信じよう▼胎教に効果があるとされているのは「江差追分」もそうじゃなかったっけ? ▼この際、胎教ミュージックを勢揃いさせて、幼少の頃から、耳タコになるまで聴かせてやりゃ、少年犯罪も減るかも知れない▼お母さん方、直ちにCDショップへ走ろう!
無事故無違反 無免許50年
▼これはチト古いニュース。1998年12月5日付夕刊。どこの新聞か判明せず。砂川しげひさの「Mr.ボオ」という漫画が連載されている新聞▼愛知県で農業を営む73歳男性が軽トラックを運転したところ、乗用車と接触しそうになった。乗用車は軽トラックを避けようとして、電柱に激突。更に田んぼに落ちた▼軽トラックを無免許で運転していた男性は接触していなかったため、その場を立ち去った。帰宅し、その話を家族にしたところ「お父さんが悪い」と言われ、家族に付き添われて現場に戻り、警察署員に事情を説明▼その際、50年間にわたる無免許運転を明かしたという。男性は20歳の時に一度、運転免許の試験を受けたが不合格となり、それ以来、無免許で運転を続けてきたという。警察では「50年も無事故・無違反なら表彰に値する。でも、無免許では罰金は免れない」と話している▼気の好い親父さんなんだろうね。そんなこたあ家族に話すもんじゃないよ▼「お父さんが悪い」と言われ、すごすごと現場に戻る様が微笑ましい。警察署もどうせなら、表彰してから罰金を取れば粋だったのにね〜。
暑さ本番
▼7月13日付朝日新聞夕刊。東京では7月の真夏日が13日中なんと12日▼日本総合研究所の20年に渡る気温と家計調査によれば 「気温が平年を1度上回ると夏物商品の消費を4.5%増加させ、 個人消費全体を0.6%押し上げる」という。いずれにしても、ビールとエアコンの売り上げは、気温と共に上昇中▼こういう調査は“風が吹けば桶屋が儲かる”式で面白い▼それにしても暑い。こう暑い日が続くと、なにか天罰でも下されているような錯覚を覚えるほどだ▼カンカン照りの太陽を浴びて「堪忍して下さいまし〜」と呟いているのは私だけであろうか? 気分としては干物に近いね。しかーーーしっ、腹はへっこまない。