3月19日付の朝日新聞朝刊に「日韓W盃に向けて 第3部」と題した連載記事。紙面の半分以上を使って書かれているのは松田優作。
今は亡き人気俳優を取り上げ、問題意識を高めるのが狙いのようだが、その内容は、彼に朝鮮人の血が半分流れていたということのみ。個人的な心の傷を確認しているだけの記事に過ぎない。彼のファンであれば感情に任せて涙ながらに読むかも知れない。だが、そうでない常識豊か(且つハンサム)な私のような人間が読むと、他人の傷を見世物のように暴き立てているようにしか読めない。
傷の原因に迫るわけでもなく、傷を癒そうというわけでもない。ただひたすら傷口をこれみよがしにさらしているだけ。ほら、ほら、こんなにひどいんだから! ってな感じ。
扇動的な記事に嫌悪感を覚える。朝日が得意なこうした手法は極めて旧ソ連的に見えて仕様がない。
私は朝日新聞が嫌いだ。しかし、あと5ヶ月もとらねばならない。嗚呼!
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