古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『災害ユートピア なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか』レベッカ・ソルニット/高月園子訳(亜紀書房、2010年)



災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか

 不幸のどん底にありながら、人は困っている人に手を差し伸べる。人々は喜々として自分のやれることに精を出す。見ず知らずの人間に食事や寝場所を与える。知らぬ間に話し合いのフォーラムができる……。なぜその“楽園”が日常に生かされることはないのか? 大爆発、大地震、大洪水、巨大なテロ―いつもそこにはユートピアが出現した。『ニューヨークタイムス』2009年度の注目すべき本に選出。

原発導入のシナリオ 冷戦下の対日原子力戦略






原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

現場に踏みとどまる原発作業員に「死の危険」 仏専門家が増援呼び掛け

 福島第1原発の事故で、フランス・パリ大学のポール・ジョバン准教授(日本社会学)は24日付ルモンド紙のインタビューで、強い放射線にさらされながら事故現場に踏みとどまり、電源復旧などに取り組む作業員らに「死の危険」が迫っているとして、交代要員の派遣など増援が必要だと呼び掛けた。
 同准教授は「少なくとも外部から応援の作業員を呼び寄せて緊急に(1人当たりの放射線)被ばく量を減らす必要がある」と、少人数の技術者や作業員に依存する態勢に異議を唱えた。
 また「日本の放射線防護政策は、何より原子力産業の保護を優先する」として、原発作業員が白血病などを発症しても、めったに労災と認定されないと批判。厚生労働省が今回の事故対策に限り、被ばく線量の上限を250ミリシーベルトまで引き上げたことについて「この緊急措置は、作業員が死亡することになっても(東京電力が)補償請求を免れるための方便である可能性がある」と指弾した。(共同)


産経ニュース 2011-03-24

あと知恵バイアス

 物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向。心理学実験では、事象の予測が当たった場合に被験者は発生前よりも予測が強かったと記憶する傾向があることがわかっている。


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