古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

アーマンド・ハマー

RT @take23asn: エクソンやモービルなど石油メジャーはリビアの石油を扱わない。アメリカでは業界の異端児アーマンド・ハマー率いるオクシデンタル石油のみがリビアの石油を独占販売している。アーマンド・ハマー

RT @ujikenorio: あ、そうそう、リビアといえば、オクシデンタル・ペトロリウムですよね。会長をつとめたアーマンド・ハマー氏は、社会主義のシンボルである「鎌とトンカチ」から「あーむ・あんど・はんまー」という命名なのよねん。だから何なのよ、つーうことだが。


ドクター・ハマー 私はなぜ米ソ首脳を動かすのか

「閉じ込め症候群」患者の72%、「幸せ」と回答 自殺ほう助積極論に「待った」

 英国医師会(British Medical Association、BMA)発行のオンライン医学誌「BMJ Open」に23日、意識はあるが体が完全に麻痺している「閉じ込め症候群」の患者の多くが幸せだと感じているとする調査結果が発表された。閉じ込め症候群の患者の自殺ほう助に関する議論に一石を投じたことになる。
 閉じ込め症候群は脳幹の損傷に起因し、意識ははっきりしているものの動くことも話すこともできない状態をいう。ただし、まばたきと眼球を動かすことは可能だ。 
 ベルギー・リエージュ大(University of Liege)のスティーブン・ローレイズ(Steven Laureys)教授(神経学)率いるチームは、フランスの閉じ込め症候群患者団体ALISに所属する168人に対し、病歴、心の状態、生活の質に関する聞き取り調査を行った。(眼球運動による)回答は介護人に記録してもらった。
 すべての質問に回答できた患者のうち、「幸せだ」と答えたのは72%、「不幸せだ」は28%、「自殺したい」は4%だった。
 不幸せだと答えた人の多くは閉じ込め症候群になってから1年未満であり、とても不安だという回答や、体を動かせないつらさ、社会生活やレクリエーションに参加できない悔しさを訴える人が多かった。
 ただし、回答できたのは168人中91人であり、その中でもすべての質問に回答できたのはわずか65人だった。研究者らは低い回答率により結果がゆがめられている可能性があることを認めている。なお、回答した91人のうち3分の2が自宅住まいでパートナーがおり、70%は信仰を持っていた。

自殺ほう助への積極意見に再考を促す


 一方で研究者らは、閉じ込め症候群患者への自殺ほう助を法律で認めるべきだとする議論に待ったをかける結果だと自負している。こうした議論は欧州で活発に行われているが、そこには、閉じ込め症候群患者の人生は耐え難いものだとの前提がある。
 閉じ込め症候群については、話せるようになった、頭や指、または足を動かせるようになったというケースも報告されている。また、患者の80%以上が10年以上生存し、なかには数十年間生存する人もいる。
 論文は、「以上の結果は、(閉じ込め症候群の)急性期においていかに体が衰え患者が精神的苦痛に襲われようと、最善のケアをすることで長期的に大きな利益をもたらしうることを示唆している」とした上で、「閉じ込め症候群を発症したばかりの患者には、適切な治療を続ければ幸福な人生を取り戻せるチャンスが大いにあることを伝えるべきだ」と結んでいる。


AFP 2011-02-24

23年間昏睡状態、実は意識あり ベルギー
コミュニケーションの可能性/『逝かない身体 ALS的日常を生きる』川口有美子
きらめく言葉の数々/『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』エリック・ジョーゲンソン

23年間昏睡状態、実は意識あり ベルギー

 23年間「昏睡(こんすい)状態」と診断されていたベルギーの男性が、実際は意識があったことが新たな検査方法で分かった。
 ロム・ハウベン(Rom Houben)さん(46)は1983年に交通事故にあって以来、植物状態にあると考えられていたが、実際は意識があり、麻痺(まひ)状態でコミュニケーションがとれないだけだったことが分かった。
 ハウベンさんの本当の状態は3年前に明らかになった。リエージュ大学(University of Liege)の研究チームが行った新たな検査で、脳が機能していることが判明したのだ。
 ハウベンさんの状態は「閉じ込め症候群」と呼ばれるもので、同チームによると、意識があるのに昏睡状態と誤診されたケースは非常に多いという。「閉じ込め症候群」のレベルはさまざまだが、ある患者グループでは昏睡状態と誤って診断されていた人が40%を超えていたという。

「叫びたかったけれど、声が出なかった」


 技術系の学生で武術に夢中だったハウベンさん。現在は特殊なコンピューターを使ってメッセージをタイプすることができる。
 独週刊誌シュピーゲル(Spiegel)に対し、長い間いろいろなことに思いを巡らして過ごしていたと語った。「叫びたかったけれど、声が出なかった」「ようやく間違いが発見された日のことを絶対に忘れない。2度目の人生が始まったんだ」

標準的な診断基準を


 新たな検査方法は主に脳の働きを観察するもので、患者が痛みや話しかけに反応することを見極めることができる。
 通常の手法で植物状態と診断された患者44人のうち、18人が何らかの意識があり、うち4人は最終的に昏睡状態から目覚めたという。
 研究チームによると、昏睡状態とは異なる「最小意識状態(minimally conscious state)」という概念は、2002年まで医学界で知られていなかった。
 チームはまた、医学の進歩にもかかわらず診断手順がまだ定まっていないために、近年になっても誤診が大幅に減少してはいないと結論づけ、ハウベンさんのようなケースを避けるために、「植物状態」と断定する前に少なくとも10回は検査をすべきだと指摘している。


AFP 2009-11-25

『TPP亡国論』中野剛志(集英社新書、2011年)



TPP亡国論 (集英社新書)

 TPP(環太平洋経済連携協定)参加の方針を突如打ち出し、「平成の開国を!」と喧伝する民主党政権。そして賛成一色に染まったマス・メディア。しかし、TPPの実態は日本の市場を米国に差し出すだけのもの。自由貿易で輸出が増えるどころか、デフレの深刻化を招き、雇用の悪化など日本経済の根幹を揺るがしかねない危険性のほうが大きいのだ。いち早くTPP反対論を展開してきた経済思想家がロジカルに国益を考え、真に戦略的な経済外交を提唱する。

岡本太郎が生まれた日


 今日は岡本太郎が生まれた日(1911年)。抽象絵画シュルレアリスムとも関わり、縄文や沖縄の魅力に再注目した人物でもある。平面・立体作品を数多く残し、文筆活動も精力的に行った。後年はTVなどメディアへの露出も多かった。ピアノの腕前はプロ級。


日本の伝統 (知恵の森文庫) 今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫) 沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)


岡本太郎の本〈1〉呪術誕生 美の呪力 (新潮文庫) 岡本太郎 (PHP新書 617)

河口慧海が生まれた日


 今日は河口慧海〈かわぐち・えかい〉が生まれた日(1866年)。黄檗宗(おうばくしゅう)の僧。仏教学者にして探検家。中国や日本に伝承された漢訳仏典に疑問をおぼえたことが発端となって、仏典の梵語原典とチベット語訳を入手しようとして、日本人で初めてチベットへの入境を果たした。帰国後『西蔵旅行記』(『チベット旅行記』)を発表。


チベット旅行記(1) (講談社学術文庫 263) チベット旅行記(2) (講談社学術文庫 264) チベット旅行記(3) (講談社学術文庫 265) チベット旅行記(4) (講談社学術文庫 266)


チベット旅行記(5) (講談社学術文庫 267) 河口慧海日記 ヒマラヤ・チベットの旅 (講談社学術文庫) 評伝 河口慧海 (中公文庫) チベット滞在記 (講談社学術文庫 1946)

ヴィクトル・ユゴーが生まれた日


 今日はヴィクトル・ユゴーが生まれた日(1802年)。一言でまとめるならば「波乱に富んだ人生」である。作家としては大成功をおさめ、彼の名前と作品は名声と感動とともに今日まで残っている。しかし、政治家としての彼は逆境の連続であり、さらに幼少の頃から家庭生活は不幸の連続であった。


レ・ミゼラブル〈1〉 (潮文学ライブラリー) レ・ミゼラブル〈2〉 (潮文学ライブラリー) レ・ミゼラブル〈3〉 (潮文学ライブラリー)


レ・ミゼラブル〈4〉 (潮文学ライブラリー) レ・ミゼラブル〈5〉 (潮文学ライブラリー) 死刑囚最後の日 (岩波文庫 赤 531-8)