ダニエル・C・デネット


 1冊読了。


 142冊目『解明される宗教 進化論的アプローチ』ダニエル・C・デネット/阿部文彦訳(青土社、2010年)/訳注を含めると580ページというボリューム。紙質もよく青土社の気合いが伝わってくる。よくぞ3200円に抑えることができたと思う。無神論者の著者が宗教の解体を試みた内容。説得力は十分なのだが、後半失速。科学者としての慎重さが仇になってしまっている。これは米国の宗教事情という背景も考慮する必要あり。前半は笑いが止まらぬほど面白い。俎上(そじょう)に乗せられているのはキリスト教イスラム教であるが、全ての制度宗教・組織宗教と考えて読むべきだろう。

Ivan Kupala- Kostroma


 これは凄い! イヴァン・クパーラを知ったのは集英社インターナショナルさんのツイートにて。ワールドミュージックの王道だ。長く伝えられてきた歌を、新しいアレンジで見事に蘇生させている。ロシア、恐るべし。




Best 96-03


『原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章』アルボムッレ・スマナサーラ(佼成出版社、2009年)



原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章

 人生は論より正悟。ブッダが説いた「強く」「明るく」生きるための方程式。

菅季治、鹿野武一、石原吉郎

 菅季治(※かん・すえはる)は帰国後半年で鉄道に身を投げて死んだ。
 鹿野武一(※かの・ぶいち)は帰国後一年余で勤務先の病院の宿直室で心臓麻痺死した。
 石原吉郎は帰国後24年生きのびたが、独居の浴槽の中で心臓麻痺死していた。


【『内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史』多田茂治〈ただ・しげはる〉(社会思想社、1994年/文元社、2004年)※社会思想社版は「シベリヤ」となっている】


内なるシベリア抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史


内なるシベリヤ抑留体験 石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史


(※上が文元社版で、下が社会思想社版)

ウィリアム・グラッドストンが生まれた日


 今日はウィリアム・グラッドストンが生まれた日(1809年)。英国の政治家。アヘン戦争の際は議会において反対の演説を行ったが、当人は登壇前にはいつもアヘン入りのコーヒーを飲んでいることは有名であった。「あらゆる会話を議論に変えてしまう」人物でヴィクトリア女王も苦情を漏らしている。


最高の議会人 グラッドストン 実録アヘン戦争 (中公文庫)