古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

『スティグマの社会学 烙印を押されたアイデンティティ』アーヴィング・ゴッフマン/石黒毅訳



スティグマの社会学―烙印を押されたアイデンティティ

 欠点/瑕疵、短所、ハンディキャップなどの属性により、社会によって完全に受け入れられる資格を与えられない者の状況−スティグマを関係論的枠組によって分析し、社会学としての検討を試みる。70年刊の改訂版。

チャウシェスク大統領を処刑した理由

「エッ、チャウシェスクの共犯者として追及されなかったんですか?」
「そういう証拠を隠滅するためにこそ、あれだけ急いでチャウシェスク夫妻を処刑しちまったんでしょうよ。今のイリエスク政権は、チャウシェスク夫妻とドラ息子が抜けただけの、そのままチャウシェスク政権ですよ。ハハハハ」(ガイドの青年)


【『嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原万里〈よねはら・まり〉(角川書店、2001年/角川文庫、2004年)】


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (文芸シリーズ) 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
(※左が単行本、右が文庫本)

駆除しようとゴキブリに火→燃えたまま逃げる→作業場500平方メートル全焼

 10日午前11時35分ごろ、香川県三豊市のしいたけ栽培農家で、ゴキブリを駆除しようとアルコールをまいて火を付けたところ、ゴキブリが燃えたまま逃げ回り、鉄骨平屋のしいたけ栽培作業場約500平方メートルを全焼した。
 燃えたのは同市高瀬町、香川忠さん(64)方の作業場。
 三豊署によると、作業用の機械についたゴキブリ数匹を駆除するため、香川さんがゴキブリや周辺にアルコールをかけて火を付けたところ、建物の断熱材の裏側などに逃げ込んだという。
 同署は機械などにかかったアルコールの炎が直接建物に引火した可能性もあるとみて、詳しい出火原因を調べている。


産経ニュース 2010-11-10

ジグミ・シンゲ・ワンチュクが生まれた日


 今日はジグミ・シンゲ・ワンチュクが生まれた日(1955年)。第4代ブータン国王。1972年に16歳で即位した。開明的な国王として知られ、強大な国王の権限を徐々に縮小する民主化政策を進めた。国民総生産にかわる「国民総幸福量」(GNH)という概念を提唱したことでも有名である。






国をつくるという仕事

養老孟司が生まれた日


  今日は養老孟司が生まれた日(1937年)。文化や伝統、社会制度、言語、意識、心など人のあらゆる営みは脳という器官の構造に対応しているという「唯脳論」を提唱した。この論は、『現代思想』(青土社)の連載をもとに出版された『唯脳論』(青土社)にまとめられている。


唯脳論 (ちくま学芸文庫) カミとヒトの解剖学 (ちくま学芸文庫) 人間科学 対論 脳と生命 (ちくま学芸文庫)

カート・ヴォネガットが生まれた日


 今日はカート・ヴォネガットが生まれた日(1922年)。20世紀アメリカ人作家の中で最も広く影響を与えた人物。我々のリーダーが権力におぼれたチンパンジーだと言ったら、私は中東で戦い死んでいっている兵士たちの士気を台無しにすることになるだろうか?」とブッシュ政権を批判した。


タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF) スローターハウス5 (ハヤカワ文庫 SF 302) 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353) ジェイルバード (ハヤカワ文庫 SF (630))

ドストエフスキーが生まれた日


 今日はドストエフスキーが生まれた日(1821年)。世界文学における重要人物として、しばしば「世界文学でもっとも偉大な心理学者」とみなされている。銃殺刑執行直前に特赦となる。その後シベリア流刑となり、5年間服役。刑期終了後、軍隊に勤務を経て社会主義者からキリスト教人道主義者となる。


ドストエフスキーの言葉 貧しき人々 (光文社古典新訳文庫) 罪と罰 (上巻) (新潮文庫) 罪と罰 (下巻) (新潮文庫)


カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫) カラマーゾフの兄弟〈第2巻〉 (岩波文庫) カラマーゾフの兄弟 第3巻 (岩波文庫 赤 615-1) カラマーゾフの兄弟 第4巻 (岩波文庫 赤 615-2)