クリントン政権が核暗証番号を紛失 当時の統参議長が暴露
クリントン元米大統領が在任中の2000年ごろ、核攻撃を命令する際に必要な暗証番号が記されたカードを紛失していたことをシェルトン元統合参謀本部議長が出版した回顧録で明らかにした。複数の米メディアが伝えた。
シェルトン元議長は著書で「クリントン政権時代、暗証番号が数カ月も行方不明になった。大きな問題だ。とてつもない問題だ」と当時の様子を暴露した。
暗証番号はその形状から「ビスケット」と呼ばれるカードに記されており、核攻撃の命令を受けた側が大統領本人の指令であることを確認するために使う。暗証番号は安全上の理由で定期的に更新される。
シェルトン元議長は紛失の詳細を明らかにしていないが、暗証番号をめぐっては7年前にもパターソン退役空軍中佐が著書の中で、1998年ごろにクリントン氏がカードを紛失していたことを明かしている。
ABCテレビによると、カーター元大統領もカードをスーツのポケットに入れたままクリーニングに出したことがあったとされるが、真相は明らかになっていない。
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戦争熱狂者たちが互いに滅ぼし合って地球上に平和がもたらされる
本書の写真を、いまだに戦争をしようと考えているすべての人間に見せよ。見せられてなお大量殺戮行為を良しと信ずる者がいるなら、彼を気狂い病院に繋いでしまおうではないか。私たちは、ペストを避けるように彼を避けようではないか。そうすれば戦争は、国粋主義者、戦争挑発者、国王そして将軍たちだけが他国のそれらを相手に、自らの費用で、自らの責任により行なわれるようになるであろうし、その際何人も、その意志に反して徴兵されることはなくなるであろう。このような戦争なら、すべての平和主義者、すべてのプロレタリアートの歓迎するところであろう。そしていつか、戦争熱狂者たちは勝手に戦争を起こし、互に滅亡し合うことになり、この地球上に平和が、恒久の平和がもたらされることになるであろう。
【『戦争に反対する戦争』エルンスト・フリードリッヒ編/坪井主税、ピーター・バン・デン・ダンジェン訳編(龍渓書舎、1988年)】
戦争に反対する戦争