『英語達人列伝 あっぱれ、日本人の英語』斎藤兆史(中公新書、2000年)



英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)

「日本人は英語が苦手だ」という通念など、信じるに足らない。かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけた「達人」たちは、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。岡倉天心斎藤秀三郎野口英世、岩崎民平、白洲次郎ら、10人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する本書は、英語受容をめぐる日本近代文化史を描きだす。

「夏の終わり」SION

 他人を期待して 不平不満ばっかり言うような奴等は俺達に触るな
 腑抜けたラップを聴く暇があったら 俺は真っ先にSIONを聴く


 Tha Blue Herbが「孤憤」で歌ったSIONだ。


「我が道」はアウトサイドにある。なぜなら、社会のメインストリームを築いているのは権力者であるからだ。彼らは大衆を自分たちの規格内にはめ込む。出る杭は打たれ、ムダな毛は剃られる。


 尾崎豊なんぞがアウトサイダーだと思ったら大間違いだ。彼は子供に過ぎない。SIONのささくれ立った声に馴染むのは時間が掛かる。だから取り敢えず、彼の言葉に耳を傾けて欲しい。


 落伍した者が耐える重力。足の裏と地面との間に通うエネルギー。重荷を背負った者だけが知る大地の温もり。孤独と孤独がふれ合う瞬間をSIONは切り取る。


 人の姿が透明化して見えにくくなっている。こんな時代には、どうしてもSIONの歌が必要だ。






東京ノクターン

ジョン・レノンが生まれた日


 今日はジョン・レノンが生まれた日(1940年)。「キリスト教は消えてなくなるよ。そんなことを議論する必要はない。僕は正しいし、その正しさは証明される。僕らは今やイエスよりも人気がある。ロックン・ロールとキリスト教。そのどちらが先になくなるかは分からない。イエスは正しかったさ。だけど弟子達がバカな凡人だった。僕に言わせれば、奴らがキリスト教を捻じ曲げて滅ぼしたんだよ」(1966年3月4日)



決定盤 ジョン・レノン~ワーキング・クラス・ヒーロー~