スーザン・A・クランシー


 1冊挫折。


 挫折16『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー/林雅代訳(ハヤカワ文庫、2006年)/ちょうど半分の110ページでやめる。雑誌記事にまとまる内容を無理矢理引き延ばしたような感じがする。表紙見返の顔と、大学院生時代に性的虐待に関する研究をしていた件(くだり)から察すると、著者は境界性人格障害であると思われる。自省的な視点の欠如が明らかである。更に、「普段のわたしは、ひじょうに冷静で現実的なタイプだ」(97ページ)という記述が感情の麻痺を示しているように感じた。睡眠障害(いわゆる金縛り)時のショックが記憶を捏造する、という主張は十分説得力がある。ただ、「信ずる者はその存在を確信する」という次元では、エイリアンも神様も全く一緒である。エイリアンを信じるのが非科学的であるならば、神を信じる人々の非科学性も声を大にして指摘すべきだ。

サミュエル・ジョンソン「すべての人間は怠け者である」

「すべての人間は、怠け者か、怠け者志願者である」(サミュエル・ジョンソン『アイドラー』1758年4月15日)


【『働かない 「怠けもの」と呼ばれた人たち』トム・ルッツ/小澤英実〈おざわ・えいみ〉、篠儀直子〈しのぎ・なおこ〉(青土社、2006年)】


働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

米司法省、ヘッジファンドのユーロ売りに関し調査開始=WSJ紙

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は3日、複数の関係筋の話として、米司法省がヘッジファンドのユーロ売りに関する調査を開始したと報じた。ヘッジファンドが集団で共謀してユーロを売り仕掛けたかどうかを調べているという。
 同紙によると、司法省は先週2月26日付で送付した書簡で、SACキャピタル・アドバイザーズLP、グリーンライト・キャピタル、ソロス・ファンド・マネジメントLLC、ポールソン・アンド・カンパニーなどのヘッジファンドに対し、ユーロに関する取引記録や電子メールなどすべての書類を保管するよう求めた。
 ユーロはギリシャの債務問題を背景に売り圧力に見舞われ、昨年11月以降、10%超下落している。WSJ紙は、ユーロについて話し合われたヘッジファンド関係者の会合に関する同紙の記事と司法省の書類保管要請の時期が一致していると指摘している。
 同紙は2月25日、一部の大手ヘッジファンドギリシャ債務危機を理由にユーロ売りのポジションを膨らませていると報じた。報道によると、SAC、ソロスなどの大手ヘッジファンドの関係者が2月8日にニューヨークで開かれた夕食会に参加し、その際、一部の参加者は、ユーロが1ユーロ=1ドルまで下落する可能性が高いとの見方を示したという。


IBTimes 2010-03-03