1冊読了。
20冊目『痴呆を生きるということ』小澤勲(岩波新書、2003年)/決して悪い本ではない。それは明言しておこう。タイトルが気負い過ぎている。痴呆に寄り添うといった程度の内容だ。詳細については書評に記すが、私はどうしても著者が好きになれない。偽善の臭いがそこここにプンプンしている。明らかに認知症患者への偏りが見て取れる。それは、精神科医の冷酷と傲慢を裏返したものであると感じた次第である。この著者は間違いなく「現場の人間」ではない。
上の動画はフィリピン、セブ島の刑務所で収録されたもの。マイケルの専属振付師のトラヴィス・ペインが訪れて指導したという。トップ3人がプロでその他は現役の囚人だ。所長の意向で更生のためにダンスが採用されている。