古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

林達夫、ヨッヘン・フォン・ラング、チェーホフ、池谷裕二


 3冊挫折、1冊読了。


 挫折81『林達夫評論集』(岩波文庫、1982年)/調べものがあって開いたのだが私の見当違いだった。冒頭のエッセイが面白い。


 挫折82『アイヒマン調書 イスラエル警察尋問録音記録』ヨッヘン・フォン・ラング編/小俣和一郎〈おまた・わいちろう〉訳(岩波書店、2009年)/20ページほどでやめた。私はハンナ・アーレントを読んでいないので、予備知識にと思ったがこれが間違いだった。重厚な資料。


 挫折83『チェーホフ・ユモレスカ 傑作短編集 1』アントン・パーヴロヴィッチ・チェーホフ/松下裕〈まつした・ゆたか〉訳(新潮社、2006年/新潮文庫、2008年)/ユースフ・イドリースチェーホフの影響を受けているというので読んでみた。面白いのだが、どうも文体がしっくり来ない。90ページで挫ける。チェーホフは警句の才能が凄いね。


 116冊目『脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできていた!?池谷裕二〈いけがや・ゆうじ〉(祥伝社、2006年)/雑誌『VISA』に連載されたエッセイに解説を追加した作品。最新の脳科学トピックスが満載。この人はバランス感覚に優れたところがあるので安心して読める。

FRB(米連邦準備制度)は民間銀行


 FRBアメリカの中央銀行である。

 ここで、アメリカの経済について、若干の説明が必要だと思います。
 アメリカという国は、乱暴な言い方をすればヨーロッパの属国です。政治的には大英帝国の植民地から独立しましたが、経済の核心部分ではヨーロッパの支配階級がオーナーを務めている国ということです。
 一番の証拠は、FRBの主要株主がヨーロッパの個人銀行主である点です。FRBは、金融政策を決定する最高意志決定機関であり、準備制度における中央銀行であるアメリカの連邦準備銀行のことですが、連邦準備銀行そのものは民間銀行であり、その株主はロンドン銀行をはじめとする、主にイギリスを中心としたヨーロッパ系なのです。またFRBには、1913年12月23日のクリスマス休暇中に、ヨーロッパ名家や、ロックフェラー家やモルガン家をはじめとするアメリカの名家の息のかかった議員だけが突然集められ、成立したFRS(Federal Reserve System' 連邦準備制度)法案により成立されたという驚くべき経緯があります。


【『洗脳支配 日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(ビジネス社、2008年)】


洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて

ジドゥ・クリシュナムルティ著作リスト/Jiddu Krishnamurti


回想のクリシュナムルティ〈第1部〉最初の一歩… 新しい精神世界を求めて―ドペシュワルカールの「クリシュナムルティ論」を読む 英和対訳 変化への挑戦―クリシュナムルティの生涯と教え 仏教のまなざし―仏教から見た生死の問題 智恵からの創造―条件付けの教育を超えて (クリシュナムルティ著述集) クリシュナムルティの生と死 既知からの自由 いかにして神と出会うか クリシュナムルティの教育原論―心の砂漠化を防ぐために 生と出会う―社会から退却せずに、あなたの道を見つけるための教え しなやかに生きるために―若い女性への手紙 人生をどう生きますか? 未来を開く教育者たち―シュタイナー・クリシュナムルティ・モンテッソーリ… 花のように生きる―生の完全性 (クリシュナムルティ著述集) クリシュナムルティとは誰だったのか―その内面のミステリー 生と覚醒のコメンタリー〈4〉クリシュナムルティの手帖より 生と覚醒のコメンタリー〈3〉クリシュナムルティの手帖より 生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈2〉 生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈1〉 片隅からの自由―クリシュナムルティに学ぶ 自由と反逆―クリシュナムルティ・トーク集 知恵のめざめ―悲しみが花開いて終わるとき 白い炎―クリシュナムルティ初期トーク集 あしどり―クリシュナムルティを糧とする友へ クリシュナムルティの教育・人生論―心理的アウトサイダーとしての新しい人間の可能性 私は何も信じない―クリシュナムルティ対談集 自己の変容 新装版 自我の終焉―絶対自由への道 クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books) キッチン日記 J・クリシュナムルティとの1001回のランチ クリシュナムルティ・水晶の革命家 あなたは世界だ クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (サンマーク文庫) 瞑想 学校への手紙 クリシュナムルティの世界 恐怖なしに生きる 私は何も信じない クリシュナムルティ対談集 クリシュナムルティ・開いた扉 自由とは何か ザーネンのクリシュナムルティ クリシュナムルティの神秘体験 大師のみ足のもとに 瞑想と自然 生の全変容 クリシュナムルティ人と教え 最後の日記 子供たちとの対話―考えてごらん (mind books) 学びと英知の始まり 未来の生 クリシュナムルティ・目覚めの時代 英知の教育 生の全体性 クリシュナムルティの神秘体験 生と覚醒のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より 1 生と覚醒のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より 2 生と覚醒のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より 3 生と覚醒のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より 4 真理の種子 クリシュナムルティ対話集 クリシュナムルティの日記 クリシュナムルティの瞑想録 自由への飛翔 自由への道 空かける鳳のように 自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法 道徳教育を超えて 教育と人生の意味

『Zeitgeist/ツァイトガイスト(時代精神)』『Zeitgeist Addendum/ツァイトガイスト・アデンダム』日本語字幕


 陰謀論は不信をばらまき、憎悪を煽る。それに対して真実は、人々を目覚めさせる。この映画を陰謀論と考えるか、真実と受け止めるかは観る人の自由だ。自分の内部で何かが覚醒したと感じる人は、直ちにアクションを起こすべきだ。どんなことでも構わない。生活の中で小さな革命を起こすことが大事だ。


※連続再生はこちら