『マネーを生みだす怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム』エドワード・グリフィン/吉田利子訳(草思社、2005年)



マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム

 中央銀行システムがバブル、不況、インフレを引き起こし、戦争を恒常化する! 歴史の裏でマネーがいかに世界を動かしてきたかを明かす、衝撃のノンフィクション。

フィリップ・ヤンシー、フレート・ブライナースドルファー


 1冊挫折、1冊読了。


 挫折56『祈り どんな意味があるのか』フィリップ・ヤンシー/山下章子訳(いのちのことば社、2007年)/単なるキリスト教の本だった。出版社名で気づくべきだったな。20ページほどで中止。


 107冊目『「白バラ」尋問調書 『白バラの祈り』資料集』フレート・ブライナースドルファー編/石田勇治、田中美由紀訳(未來社、2007年)/資料なので読み物として面白くないのは我慢しよう。ただ、3200円という値段は我慢がならない。2005年に公開された映画『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』の制作記録であるらしいが、資料としてはそこそこ価値があると思われる。ナチスの横暴に「ノー!」と叫んだ彼等は清らかで気高い魂の持ち主だった。そうであるがゆえに脇が甘かった。ショル兄妹が逮捕されたのは油断としか言いようがない。ドイツでは「白バラ」の学生が立ち上がった。日本人は全員が伏せたままだった。彼我の相違は何によるものか。それにしても、未來社の活字は太くて読みにくい。講談社文庫よりも酷い。読了に時間がかかったのもそのためだ。

軍事にかかわる真実は封印される

 はっきりしているのは、公人が政府見解と異なる発言したとき、『軍事』にからむ場合は、真実か否かは封印され、無条件に非難されることである。具体的には、太平洋戦争、日中戦争、現代の自衛隊である。そこには、個々の感情や利害、他国への気兼ねはあっても、真実と正義は希薄だ。日本人にとって、太平洋戦争、日中戦争自衛隊はトラウマなのである。


【「田母神論文 日中戦争は侵略戦争か」週刊スモールトーク