小田嶋隆


 1冊読了。


安全太郎の夜小田嶋隆/昨年読んだのだが再読。前原政之さんが絶賛している作品だが、私としてはイマイチ。「妖怪ネタ」が全く面白くない。全体的に荒削りではあるが、やはりキラリと輝く文章はそこここにある。特に後半がよい。私が選ぶオダジマンのベストは以下――


 1位 『我が心はICにあらず
 2位 『無資本主義商品論 金満大国の貧しきココロ
 3位 『山手線膝栗毛
 4位 『パソコンゲーマーは眠らない
 5位 『仏の顔もサンドバッグ


 って、あまり変わりがないか(笑)。

「博士も知らないニッポンのウラ」が最終回


 テレビでは放映できない際どい情報を発信した功績は大きい。最終回は宮崎哲弥宮台真司苫米地英人という豪華メンバー。中堅どころの論客としては、これ以上の顔ぶれはない。3人の結論が仏教思想で軌を一にしているところもお見事。宮台真司は眼つきが悪くなったが、相貌に貫禄が出てきた。思想を語る言葉の端々に、最先端科学の裏づけが滲み出ていて傾聴に値する。

マザー・テレサ、神の存在への疑念を手紙に記す

 カトリック教会の「聖人」に限りなく近いとされるマザー・テレサ(Mother Teresa)がしたためた私的な手紙が、近日出版される書籍の文中で公表される。この中でマザー・テレサは、自身の信仰の危機、および神の存在への疑念に悩まされていたことが明らかになった。
 数ある手紙の中の一通は、1979年に親友のMichael Van Der Peet牧師にあてたもので、文中には、「あなたはイエスの愛を受けている。わたしはといえば、むなしさと沈黙にさいなまれている。見ようとしても何も見えず、聞こうとしても何も聞こえない」と書かれている。
 66年の間に書かれた40通以上の手紙にはマザー・テレサが破棄するよう求めたものも含まれており、これらは来週発売される書籍「Mother Teresa: Come Be My Light」で公表される。一部抜粋は、すでに米タイム誌(Time Magazine)が掲載している。
 インドのコルカタ(Kolkata)で貧困層のために人生をささげたマザー・テレサは手紙の中で、自身を襲う「闇」や「孤独」、「苦しみ」について記し、神にあてたとされる日付のない手紙では、「わたしの信仰はどこへ消えたのか。心の奥底には何もなく、むなしさと闇しか見あたらない。神よ、このえたいの知れない痛みがどれだけつらいことか」と問いかけている。
「貧民街の聖女」としても知られるマザー・テレサは、若年期にはイエス・キリストの啓示を受けていたとされるが、公の場での表情に反し、新たに明らかになった手紙の内容からは、彼女が亡くなるまでの50年以上を、神の存在を確信できないまま過ごしていたことがわかる。また、ある手紙には「ほほえみは仮面」と書いたこともあり、さらに1959年に書いた手紙には、「神が存在しないのであれば、魂の存在はあり得ない。もし魂が真実でないとすれば、イエス、あなたも真実ではない」と記されている。


AFP 2007-08-27