映画

『明日の記憶』

監督:堤幸彦 エグゼクティブ・プロデューサー:渡辺謙 ご存じ、渡辺謙が原作に惚れ込んで制作された作品である。十日ほど前に、かみさんがレンタルしてきたものを見て、昨夜のテレビ放映も見た。書籍にせよ映画にせよ、傑作は何度見ても飽きることがない。 …

『ゆきゆきて神軍』動画

・http://www.youtube.com/watch?v=NbKmkzR-Nc4 ・http://www.youtube.com/watch?v=4tFc0fiLzJg ・『ゆきゆきて神軍』 ・『ゆきゆきて神軍 製作ノート+採録シナリオ』原一男・疾走プロダクション編著(話の特集)

「コールド・ウォーター」ダミアン・ライス/映画『アイ・アム・デビッド』

http://www.youtube.com/watch?v=U-ayK9m0f_Q http://www.youtube.com/watch?v=qSx-_kLmD6A 遂に見つけたぞ! 映画『アイ・アム・デビッド』のラストで流れた名曲を。 『アイ・アム・デビッド』

『それでもボクはやってない』

監督:周防正行 昨日は水谷修氏の講演に行き、今日は映画。目指すは“文化的な生活”だ。 周防作品は、大ヒットした『Shall weダンス?』も観ていないので初めて。前田有一さんが褒めていただけのことはあった。 監督の力量が見事に発揮された作品。法律の現在…

『ALWAYS 三丁目の夕日』

監督:山崎貴 ストーリー性ゼロ。全くつまらん映画だった。それでも泣けるのが不思議。 昭和33年だから、私が生まれる5年前の時代だ。ということは、定年間近の団塊の世代にターゲットを絞ったのだろう。 最大の失敗は、リアリティの追及が「視覚」に頼り過…

『クラッシュ』

監督:ポール・ハギス 出演:ドン・チードル 中々いい作品だ。登場人物が次々とつながり、世界の仕組みを上手く解いている。誰もが、ふれあいたいと望みながらも、ぶつかり合う。小さな善悪が交錯しながら、それでも人は生きてゆかねばならない。傷つけ合い…

『ノックアラウンド・ガイズ』

製作:ローレンス・ベンダー 2002年/アメリカ マフィアの親分の中途半端な息子が、中途半端な決意でマフィアの一員になることを決意し、中途半端な仕事をして失敗し、中途半端な自分に気づいて、マフィアから足を洗う話。何でもかんでも、父親のせいにする…

『ギャングスター・ナンバー1』

監督:ポール・マクギガン 出演:マルコム・マクドウェル、ポール・ベタニー 2000年 英・独 タイトルが駄目。ポール・ベタニーは、『時計じかけのオレンジ』に出ていた頃のマルコム・マクドウェルにそっくりなんだが、老いたマクドウェルとは似ても似つかな…

『沈黙の行方』

監督:トム・マクローリン 出演:アンディ・ガルシア 心理サスペンス。キリスト教の要素が非常に色濃く表れている。「救い」という結末のために、わざわざこれほどの状況を作り出すとは本末転倒のような気がする。 冒頭と、第3コーナーの面会シーンが、まあ…

『テイキング・ライブス』

監督:D・J・カルーソー 出演:アンジェリーナ・ジョリー 歪んだ唇が魅力的なアンジェリーナ・ジョリーが、FBIのプロファイリング専門家に扮する。 アメリカ映画のため、辻褄の合わないところがあるのは致し方ない。それでも、十分楽しめた。 出だしは、借り…

『ハーモニーベイの夜明け』

監督:ジョン・タートルトーブ 出演:アンソニー・ホプキンス、キューバ・グッディング・Jr キューバ・グッディング・Jrは、プロ野球選手の城島にそっくりだね。ということは、コリン・ファレルと似ていることにもなる。 アンソニー・ホプキンスの腹の出具合…

『24 TWENTY FOUR シーズンIV』

監督:スティーヴン・ホプキンス&ジョン・カサー 脚本:ロバート・コクラン&ジョエル・サーノウ やっと見終えた。レンタルビデオ店を駆け巡る羽目となった。 『シーズンI』を見終えた時、私は思った。「シリーズ化すれば、必ずマンネリになるだろう」と。…

『ドク・ソルジャー 白い戦場』

監督:ハワード・ドゥイッチ 出演:レイ・リオッタ、キーファー・サザーランド、フォレスト・ウィッテカー、リー・トンプソン 1992年アメリカ作品。日本では未公開。 大ヒットした『24 TWENTY FOUR』のキーファー・サザーランドの顔があったので借りてきた。…

『ミリオンダラー・ベイビー』

監督・音楽・主演:クリント・イーストウッド 出演:ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン 嫌な映画である。私はこの作品の噂を聞いてラストシーンを完全に予想できた。ボクシングのサクセス・ストーリーと思わせておいて、かような展開にするたあ、あ…

『ソウ/SAW』

監督:ジェームズ・ワン アメリカ 期待し過ぎて失敗。アメリカ以外の国で作ってくれれば、もっとまともな作品になったはずだ。“間抜け”を基調とするアメリカ映画は、短気な日本人には馴染まないのだ。 犯人を殺せる機会は何度も出てくる。だが、間抜けな連中…

『アイ・アム・デビッド』

・監督・脚本:ポール・フェイグ ・原作:アン・ホルム ・出演:ベン・ティバー/ジム・カヴィーゼル ・音楽:スチュワート・コープランド ・原作:アン・ホルム 『アイ・アム・デビッド』を見た。上映館がこれほど少ないのは、どうしてなんだろう? 都内で…

『ミュンヘン』

・監督:スティーブン・スピルバーグ ・2005年、アメリカ チト、期待し過ぎた。どうも、私はスピルバーグとウマが合わないようだ。何にも増して、効果音で驚かせるのは、よしてもらいたい。 暗殺者達は普通の人々だった。たまたま、人殺しが仕事であるという…

『オールド・ボーイ』パク・チャヌク監督

・『オールド・ボーイ』パク・チャヌク監督・『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督、脚本 ・監督:パク・チャヌク ・主演:チェ・ミンシク 初雪の降る中、新宿まで『オールド・ボーイ』を観に行った。前田有一氏のレビューで興味を覚えた直後、井筒監督…

『ドッグヴィル』ラース・フォン・トリアー監督・脚本

・2003年/デンマーク 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に衝撃は受けたものの、ラース・フォン・トリアーの名前は私の記憶にくっきりとした刻印は残さなかった。ひょっとすると、自分の方から避けていただけなのかもしれない。この監督が提示する“人間の醜悪…

『コラテラル』

・監督:マイケル・マン ・脚本:スチュアート・ビーティー ・出演:トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス 公式サイトの説明によればタイトルの意味は、「間違ったときに間違った場所に居合わせてしまった不運な犠牲者」とある。その点からいえば主役はジ…

『デイ・アフター・トゥモロー』

・監督・脚本:ローランド・エメリッヒ 『デイ・アフター・トゥモロー』をビデオで見た。 ハリウッド映画の多くは、地球外生物と戦闘状態となり、最後に核兵器を使用する「ペンタゴン御用達(ごようたし)映画」と、世界が終末を迎え、登場人物の誰かが神様…

『パッション』メル・ギブソン監督

【7点】 ・出演:ジム・カヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン タダ券があったので、最終日ギリギリで『パッション』を見てきた。ぱ・る・るプラザMACHIDAにて。この映画館、何をもったいぶってんだか、入場整理券を配ってから、わざわざ案内人を立てて、観…

『マトリックス・レボリューションズ』ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー監督

・『マトリックス・レボリューションズ』ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー監督・『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督、脚本 【5点】 こりゃ、キリストのパロディだね。ネオが一仕事終わった時、磔(はりつけ)になったイエスと同…

映画『es〔エス〕』監督:オリバー・ヒルツェヴィゲル

【8点】 ドイツ映画。これは堪能できた。いわば、“箱庭版ナチ”といった趣。映像がやけにリアル。ラストの格闘シーン以外は完璧に近い(どう考えても握るのは不自然。払うのが当たり前だ)。 権力が人間を狂わせてゆく様が巧みに描かれて秀逸。キャスティング…

森達也インタビュー 9

映像との出会い ――森さんが映像に興味を持たれたのは、テレビですか、映画ですか? 森●映画ですね。 ――おー。ちなみに、どのような作品からですか。 森●中学3年のときに、『イージーライダー』と、あと『いちご白書』って知ってます? ――はい。学生運動の。 …

森達也インタビュー 8

(正式退社の日に)本気で言っているのかと思わずまじまじと顔を見つめてしまったが、退社の手続きをしている最中に近づいてきた制作本部長が、「オウムの映像はこちらにも著作権があるとうことを忘れないでくれ」と突然言い出した。 「本気で言ってるんです…

森達也インタビュー 7

「洗脳」という言葉の定義が、情緒を停止させ一方向にしか物事を考えない心理状況を示すのであれば、それは境界線の向こう側だけでなく、こちら側にも同量にある。(73p) 【『「A」撮影日誌 オウム施設で過ごした13カ月』森達也(現代書館)】 ――しかし、お話…

森達也インタビュー 6

個人情報保護法案を巡る感情 ――ようやく個人情報保護法案なんですけど(笑)。 森●あれも一口で言うのは難しいんですけど、やっぱり、(法律で)しばられるよりも、しばられないほうがいいですよね、間違いなく。ただ、ぼくは、たぶんマスメディアは縛られた…

森達也インタビュー 5

ドキュメンタリーの仕事は、客観的な真実を事象から切り取ることではなく、主観的な真実を事象から抽出することだ。(中略) カメラが日常に介在するということは、対象に干渉することを意味する。微粒子は観測する行為そのもので大きな影響を受け、粒子とし…

森達也インタビュー 4

『A』の先に何が見えるか オウムをドキュメントで捉えるという構想は以前からあった。麻原を護送するワゴンカーのテレビ映像を眺めながら、どうしようもないほどに茫漠とした疑問符とし切実な欠落感を感じつつ、僕はこの扁平な映像の洪水を、他の視座から立…