古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-08-23から1日間の記事一覧

サッコとバンゼッティの日

今日はサッコとバンゼッティの日。サッコ・バンゼッティ事件の容疑者とされた二人の死刑が執行された日(1927年)。有罪判決に対する抗議行動をアナトール・フランス、アインシュタイン、デューイなどが支援。人種的偏見、思想的偏見による冤罪といわれる。…

ジャーナリストが政治のプレイヤーになってしまう

ならば、政治記者は一体、何をしているのだろう。政治部記者の中には「派閥記者」と呼ばれ、事実上、政治のプレイヤーになってしまっている者がいる。最近は少なくなったが、かつては並の政治家よりも実力のある記者が存在し、彼らは、自らの所属するメディ…

常懐悲感 心遂醒悟

常懐悲感(じょうえひかん) 心遂醒悟(しんずいしょうご)と読む。『法華経』の「如来寿量品第十六」の文(もん)。「常に悲観を懐(いだ)いて、心遂(つい)に醒悟(しょうご)し」と読み下す。良医病子(ろういびょうし)の譬えの件(くだり)に出てくる…

クリシュナムルティ「その怒りに終止符を打ちなさい」/『クリシュナムルティ 人と教え』クリシュナムルティ・センター編

高橋重敏が中心になって作成した文集のようなもの。出来は悪い。物凄く。かような本を出版することができたのもビジネスパーソンとしての高橋の力量か。驚いたことに、中村元〈なかむら・はじめ〉が「刊行に寄せて」という一文を書いている。 それでも私は読…

岡崎市立中央図書館事件……これで逮捕もまずいけど、「図書館の自由」はどうなってる?

で、思うわけです。公共図書館なのに、「図書館の自由」をいきなり吹っ飛ばしちゃったのはなんでですか? 「検閲には断固拒否する」とか「利用者の自由を守る」とか宣言してますよね。日本の図書館は日本図書館協会の肝いりで。憲法第35条規定の令状を警察が…

ダイノジ大谷の「不良芸人日記」

しわしわの汚れた便箋があった。恐る恐る開いてみるとびっしりと字が書き連ねてあった。それは幼い頃に僕らを捨てた父からだった。消印はどこか関東の刑務所からだった。父はそういう人だった。なんで? なんで俺らばっかりこんな目に合う。親戚に米をもらい…

あるダイバーの最期

有名なダイバーだったユーリ・リプスキー氏の最期を捕えた映像。エジプトのブルーホールというダイブスポットで、ユーリ氏は突然海底へと沈み始めます。彼が持っていたビデオカメラが、すべてを記録していました。しかし、奈落の底へ落ちた理由は、未だに謎…