古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2010-05-03から1日間の記事一覧

自負と誇り

おのれの過去にかかわる自負や誇りにこだわっていたら、明日、というより生涯を貫く自負と誇りを失うことになる。 【『彼らの誇りと勇気について 感情的ボクシング論』佐瀬稔(世界文化社、1992年)】 佐瀬稔 彼らの誇りと勇気について 感情的ボクシング論

わが会社に非あり 水俣病と向き合った医師の葛藤

Wikipedia 水俣病

アンテナが林立し始めた1960年代

60年代の初めマルセーユから貨客船に乗り、約50日かけてドイツ人の妻を両親に紹介する意図でフランスから帰国した私は、船が神戸の港に近づくに連れ、かなたの町が銀色にきらきら光り輝いている風景に肝を潰した。最初、その正体がまったくわからなかった。…

水崎節文、森裕城

1冊挫折。 挫折32『総選挙の得票分析 1958-2005』水崎節文〈みずさき・ときふみ〉、森裕城〈もり・ひろき〉(木鐸社、2007年)/貴重な研究なのだろうが、如何せん読み物としては全く面白みがない。パラパラとページをめくっただけで挫ける。