古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-06-30から1日間の記事一覧

超ひも理論の危うさ/『迷走する物理学 ストリング理論の栄光と挫折、新たなる道を求めて』リー・スモーリン

ストリング理論とは超ひも理論のことで超弦理論ともいう。 細かい話である。原子よりもはるかに小さな世界だから、それも当然。1ミリの1000万分の1だってさ。宇宙を構成する最小物質が粒子ではなく、振動するひもであるというのだ。しかも、この世界は十次元…

高橋克彦

1冊読了。 75冊目『時宗 巻の弐 連星』高橋克彦(NHK出版、2000年/講談社文庫、2003年)/引き続き主役は北条時頼である。文章の味わいという点では少々物足りないが、サービス精神でぐいぐい読ませる。中島敦テイストが欲しいところ。蒙古の影が忍び寄る中…