古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2009-04-28から1日間の記事一覧

天才とは世界という書物を直接読破した人

学者とは書物を読破した人、思想家・天才とは人類の蒙をひらき、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人のことである。 【『読書について』ショウペンハウエル/斎藤忍随〈さいとう・にんずい〉訳(岩波文庫、1960年)】 ・読書は「世の中」を…

『生命の大陸 生と死の文学的考察』小林勝(三省堂新書、1969年)

生命の大陸 生と死の文学的考察 「死の幻影」所収。

『私のアンソロジー 7 死』松田道雄編(筑摩書房、1972年)

私のアンソロジー 7 死 小林勝「死の幻影」所収。

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ITmedia News 2008-04-22

戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し/『呉子』尾崎秀樹訳

・戦いて勝つは易く、守りて勝つは難し・『中国古典名言事典』諸橋轍次 「孫呉の兵法」と呼ばれ、『孫氏』と並び称されているのが『呉子』である。書いたのは紀元前4世紀初頭に活躍したとされる呉起。見識というよりも智慧といった方が相応(ふさわ)しい。…

飯嶋和一

『汝ふたたび故郷へ帰れず』飯嶋和一(河出書房新社、1989年/リバイバル版 小学館、2000年、小学館文庫、2003年)/表題作と短篇二つが収められている。今日読み終えたのは表題作のみ。その事実を記録しておきたかった。私の中の孤独な魂が震え出し、止まる…