2008-12-28から1日間の記事一覧

「笑い」は知的作業/『落語的学問のすゝめ』桂文珍

関西大学での講義を編んだもの。報酬の安さを何度も嘆いているのがご愛嬌。私は上方芸人はあまり好きじゃないのだが桂文珍は例外。この人は、「面白がる力」が図抜けている。 この本で最も有名なのは以下の指摘―― だいたい人間ちゅうのは、悲しい映画を一緒…

下劣を叱咤する名ゼリフ/『スカラムーシュ』ラファエル・サバチニ

活劇ロマンの名作。『モンテ・クリスト伯』に連なる系譜の復讐譚である。芝居がかったセリフが実に面白い。 「きさまは上着の着方や髪の結い方以外に──うん、そうだ、子供や僧侶を相手に武器をもてあそぶこと以外に人生や人間については何も知らないのか? …

あやまちのない人生は味気ない/「橋の下」山本周五郎(『日日平安』所収)

『一人ならじ』山本周五郎 胸打たずにはおかない人生模様の数々 あやまちのない人生は味気ない つつましい落魄 人生の奥深さを書かせれば、山本周五郎の右に出る作家は、まずいないだろう。哀感はしみじみと、そしてじわりと取り付き、読む者の背骨を自然の…

華麗なエレクトーン演奏:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「スターウォーズ」maru

これは凄い! ただただ唖然とする他ない。大した気にも留めてなかった2曲だが、完全に好きになってしまった。このmaruという女性、演奏している時の上半身の動きが見事で、アスリートのような天性が窺える。 エレクトーン奏者maruさん情報 maru