古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

2008-12-26から1日間の記事一覧

「冬の詩」/『高村光太郎詩集』

雲取山の山頂付近に雪が見え始めた。丹沢も雪化粧を始めた。冬は嫌いだが、雪は大好きだ。上京してからというもの、雪が舞うと胸が踊る。降る雪と私の瞳の間に故郷(ふるさと)の北海道が立ち現れるのだ。天からの贈り物が、私の奥深くにある感情を刺激して…

ダグラス・R・ホフスタッター

1冊挫折。 『ゲーデル,エッシャー,バッハ あるいは不思議の環』ダグラス・R・ホフスタッター/冗長な前書きで挫ける。中型の辞典くらいのボリュームでこれじゃあ、堪(たま)ったもんじゃないよ。文章のあちこちに自己陶酔が散見され、読み手の読書意欲を…