古本屋の覚え書き

古い書評&今週の一曲

1999-10-09から1日間の記事一覧

威勢は好いが腰砕けの感拭えず/『近代の拘束、日本の宿命』福田和也

それなりに読ませる本だ。著者は自ら右翼を名乗る若手オピニオン・リーダー。 前半の国体論には少々辟易させられる。国の構えを論じる場合どうしても防衛という一点を外すわけにはいかないのはわかるが、納得できる説明などしようがないんじゃないか? 根本…